2023.2.4
出産前の安産祈願と産後のお宮参りは同じ神社でするもの?基本マナーをチェック
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赤ちゃんの出産、そして健やかな成長を願って、安産祈願やお宮参りといったイベントを行うご家族も多いのではないでしょうか。
その際にはどちらも神社で行うことから「お宮参り、そして安産祈願は同じ場所で行わればいけないもの?」と不安に感じてしまいますよね。
あらかじめ、それぞれのイベントの基本的な内容やマナーを確認しておきましょう。
安産祈願とは?
安産祈願とは、赤ちゃんの妊娠が発覚してから出産までのあいだに行うご祈祷のことです。
近所の神社へご挨拶しても構いませんし、全国には安産祈願で有名な神社も多数あるため、それらの神社へ足を運んでもいいでしょう。
神社では、赤ちゃんを授かったことに対するお礼と、これから迎える出産が無事できるようにとお願いをします。
安産祈願の御祈祷は予約制の場合がありますので、希望するときには、あらかじめ問い合わせをしておくことがおすすめです。
当日は受付で安産祈願を希望することを伝え、そのあとは受付係の指示に従ってください。
受付では、あらかじめ用意しておいた初穂料(神社へ納める御祈祷のお金)をお渡しすることも忘れないようにしましょう。
お宮参りとは?
お宮参りとは、赤ちゃんが無事に産まれたことを神様へ報告し、また産まれたばかりの赤ちゃんの今後が健やかなものであるように祈願する行事です。
「初宮参り」という呼び方もあり、その名の通り赤ちゃんが産まれてからはじめての神社でのお参りであることが特徴です。
お宮参りをするタイミングは、生まれた日を1日と数えた上で男の子は生後31~32日目、女の子は生後32~33日目とされています。
しかし、必ずこのタイミングでなければいけないというわけではありません。
スケジュールの都合もあると思いますが、「絶対にこのタイミングでお宮参りに行こう!」と決めてしまうと、当日になってばたつく可能性もあります。
産後一ヶ月のタイミングは、まだまだママも赤ちゃんも体調が戻らず、デリケートな時期です。
当日は体調を見ながら動く前提で考えておくといいかもしれません。
また、生後何日目かを基準にするのではなく、大安や友引のようにお日柄を参考に予定を決めることもあります。
ちなみにお宮参りに行く神社は、必ず安産祈願にいった神社と同じでなければいけない……という決まりはありません。
これは、お宮参りに本来、赤ちゃんが生まれた土地の神様へご挨拶する、という目的があるためです。
お宮参りは生まれてきたばかりの赤ちゃんの顔を神様に見せ、新たに仲間入りすることのご報告と祈願を行う行事です。
しかし、だからといって必ず土地の神様のもとへ行かなければいけないかといえば、そういうわけでもありません。
例えば里帰り出産を選んだ時など、産後にいる場所と実際に住んでいる場所のあいだに距離があるときには近くの神社でお宮参りをしても構いません。
もちろん、安産祈願をした神社へ無事に出産したご報告とお礼をしたい……というときには、そちらへお宮参りに行ってもいいでしょう。
安産祈願やお宮参りにかかる費用は?
安産祈願やお宮参りのご祈祷には、初穂料と呼ばれる費用がかかります。
初穂料は神社によって違うため、事前に問い合わせておくと安心です。
そもそもご祈祷そのものが予約制のケースもありますので、その点も含めて確認しておきましょう。
費用の相場は、どちらの場合も一人当たり5,000〜1万円ほどが目安となるでしょう。
双子など、複数人をお願いするときには基本的に人数の分だけ倍にすることになります。
また神社によっては「お気持ちで結構です」と、具体的な金額を教えてもらえないこともあります。
そのときは、相場を参考にした金額を用意しましょう。
お渡しする費用は「初穂料」と書いたのし袋に入れ、神社の受付などに納めます。
費用と同様にお金の渡し方についても「のし紙を使わずそのままお金を納めればいい」という神社もありますので確認しておくと良いでしょう。
安産祈願やお宮参りの服装は?
安産祈願では、なによりも妊婦さんへの負担の少なさを意識して服装選びをしてください。
お腹を締め付ける服装は避け、マタニティ向けのワンピースなどを選ぶのがおすすめです。
とはいえ、神様にご挨拶する機会ですからあまりにカジュアルすぎる服装は不適切と言えるでしょう。
カジュアルすぎず、派手すぎないきちんと感のあるワンピースを選びましょう。
靴については必ずヒールでなければいけないなど従来のドレスマナーを意識する必要はなく、歩きやすさを重視してください。
お宮参りに行くときも同様に、基本的にはきちんと感を意識しスーツやワンピースを着用しましょう。
同行する夫や両親なども、スーツやアンサンブル、シャツにスラックスといったスタイルが基本的となります。
お宮参りでは、赤ちゃんには白羽二重(しろはぶたえ)と産着(うぶぎ)を着せるスタイルが正装となります。
必ずしも正装でなければいけないというわけではなく、ベビードレスやカバーオールでも構いません。
記念写真を撮影する機会もあるでしょうから、家族で華やかなスタイルを実現しましょう。
まとめ
安産祈願やお宮参りは同じ神社で行わなければいけないわけではありませんので、必要に応じて参拝する神社を決めましょう。
かかる費用についてはあらかじめ確認し、服装もマナー違反とならないよう適切なものを選びましょう。
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