2022.12.26
妊婦はむくみやすいって本当?体重が増えてしまうのはむくみのせい?原因と対処法
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妊娠が発覚すると、体調にもさまざまな変化を感じてしまうものでしょう。
その一貫として妊娠中、むくみが気になってしまう……という妊婦さんは案外多いものです。
健やかに暮らすためにも、妊娠中にはどうしてむくみが出てしまうのか、原因と対処法を解説していきます。
妊娠中はむくみに悩まされやすいって本当?
妊娠中には体調や味覚、嗅覚などさまざまな変化を感じるものです。
そんな症状のひとつとして「むくみ(浮腫)」が挙げられます。
むくみは、余分な水分がうまく排出されずに身体に溜まってしまうことで発生します。
手足や顔などのパーツが、はれたように膨らんでしまう症状が出てきたら、むくみかもしれません。
これは、妊娠によるホルモンバランスの変化などが原因となり、血液中の水分量が増えてしまうことで発生すると考えられています。
水分量が増えたことによって、血液が薄まってしまいうまく排出されずむくみを招きやすくなるのです。
さらに、お腹が大きくなるにつれ、重みで血管が圧迫され、下半身がむくんでしまう場合もあります。
妊婦さんがむくんでしまうのはよくあることなのですが、場合によっては重大なトラブルが隠れていることもあります。
妊娠高血圧症候群をはじめ、妊娠中ならではの病気も存在しますので、注意が必要です。
むくみやすい人にはどのような特徴がある?
むくみは妊娠中に出やすい症状といえますが、当然ながらすべての人が必ずむくむわけではありません。
日頃の生活習慣が、むくみのでやすさに影響を与えることもあります。
むくみの場合、血流がとどこおっていることが主な原因につながります。
そのため日頃運動する習慣がない、座りっぱなしの時間が長い、身体が冷えやすいなど、血液の循環が悪くなりやすい人ほど、むくみに悩まされやすくなるでしょう。
以前からこのような生活をしている人も、妊娠中には特にむくみが強く出てしまうことがあるかもしれません。
むくみは体重増加にもつながるので注意!
妊娠中には、医師からも「過度に体重が増えてしまうことがないように」と指導されるのではないでしょうか。
しかし、アドバイスに従ってきちんと食事制限をしているのに「思うように体重が落ちない……」というときもありますよね。
その原因は、むくみにあるかもしれません。
特に「週に500g以上の体重増加がみられる」というケースはむくみが原因の可能性が高いと考えられています。
体重管理にも注意し、過剰な体重増加があればむくみ対策を行いましょう。
むくみ対策の方法とは?
むくみ対策のためには、食生活を見直しましょう。
塩分はむくみの原因になりやすいため、塩分の多いメニューは避け、代わりにできるだけ水分を多く摂取してください。
「むくんでいるときに水分をたくさんとったら、もっとむくみがひどくなってしまわない?」と思ってしまうかもしれません。
しかし摂取する水分量は血中の水分量には直接的にかかわりません。
むしろ、摂取する水分量が増えることによって循環が促進され、溜まっている水分のスムーズな排出を叶えやすくなります。
そのため、むくみが気になるのなら水分はできるだけ摂取した方がよいと言えるのです。
「水ばかり飲んでいると飽きてしまう」という人は、ときどきどくだみ茶やルイボスティーに切り替えるのもおすすめですよ。
これらの飲み物はむくみの解消に効果的で、温かいものを飲めば身体をぽかぽかと温めるのにもぴったりです。
また、水分の排出を促すものは、水だけではありません。
むくみ解消のためには、カリウムの含まれた食べ物を意識的に摂取しましょう。
カリウムは塩分の排出を促し、むくみを解消してくれます。
セロリやカボチャ、ひじきなどの海藻、大豆、キウイなど、カリウムが豊富な食べ物を毎日の食事の中で積極的に摂取しましょう。
血行を促進するためには運動やマッサージ、ストレッチも効果的です。
むくみによく効くツボなどを効果的に刺激して、むくみ解消を目指しましょう。
激しい運動はいけませんが、短時間の軽い散歩やマッサージで、血流を良くしましょう。
さらに血流の悪化は、冷えによっても引き起こされます。
そのため日頃から身体を温めるように意識して、アイスなどの冷たい食べ物や、氷を入れた冷たい飲み物はなるべく摂取しないようにしましょう。
夏でも身体を冷やしすぎないように注意し、飲み物はなるべく常温の状態で飲むようにしてください。
まとめ
元々むくみやすい人はもちろん、これまでにはむくみのトラブルが起きにくかったという人も、妊娠中にはむくみやすくなるかもしれません。
むくみを解消するためには、食べ物や簡単な運動などで血行を促進するよう心がけましょう。
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